ラバーコーティングってなにが違うの?
- yakimanju01414
- 2024年10月29日
- 読了時間: 4分
え~。今回からコーティングについての想いや、仕組みなどをみなさんにわかりやすく説明できる記事を公開します。
これは完全に私の自己満足であり、経験から得た記事になりますので信じるも信じないもあなた次第!というゆるっとした感じで始めていきたいと思います。
(あとになって気付くとは思うんですが後の文章は熱が入りすぎて普通にまじめでした。ゴメンナサイ!)
今回の題材は「ラバーコーティング」です。
当店で提供しているウルトジャパン製「Loseil」は他でも類を見ない新しいタイプのコーティング剤です。
ガラスコーティングが主流の今、そのガラス性質がゆえにデメリットも多くありました。
そもそもガラスコーティングについて詳しく知っている方も多くはないと思うので説明しますと
シリカという素材が空気中の水分と化学反応(加水分解)を起こすことによって硬質化して、ガラスのような硬さと光沢感が出ます。
主にガラスコーティングの売りといえば硬いことによって傷がつきにくいなどの効果だと思います。
「ガラス被膜は基本弾かない」んです。
えっ。でもガラスコーティングって水弾きがいいからかけるんじゃ・・・
と疑問に思う方がいると思うのですが、ガラス被膜自体は水を弾くことができません。
よって、コーティング剤に撥水する機能を持たせるか、トップコートという有機質の撥水成分をあとから塗布するしかありません。
ここで問題なのが前者の場合、器用貧乏のような形になるので撥水機能か被膜の強度どちらかを少しずつ犠牲にしながらの配合でしか現時点の技術では不可能なので完全なコーティング剤は作れないということです。
後者であれば、コーティングの被膜は硬度を保ったまま後からトップコートを塗ればよいのでとても合理的に感じますよね。
ここにもひとつ問題点があり、メンテナンスの重要性というところがあります。
当然有機質の撥水効果は紫外線や酸性雨などに弱く、耐久性が短いためコーティング施工後も何回かお客様の手でトップコートを塗り続けなければ本来の効果が望めないことです。
少し(というかめちゃくちゃ)長くなってしまいましたが、ガラスコーティングにはこんな課題がありました。
簡単にまとめますと
・ウォータースポットがつきやすい
・トップコートを都度塗る必要がある
・硬いため、傷がついたら消えない
・被膜の性質上とても薄くしか塗布できない(0.3μm程度)
こんな感じが代表的なものになるかなぁと思います。
それらすべてを取っ払った、デメリットを埋めてくれるのが「ラバーコーティング」です!
ここまで読んでいただいた方ならラバーってそんなにすごいの!?と半信半疑になることと思います(笑)
ラバー被膜自体が弾くので、トップコートなどの塗布が必要なく更にコーティング被膜の質を保ったまま5年は維持できます。
イメージ通りとは思いますがガラスより柔らかい被膜になるので、多少傷がついても自己修復してくれるので小傷も気になりません!
ゴム質に爪を立てても傷つかずに凹んで、また戻るみたいな。そんな感じです。
被膜の厚さに関しても、ガラス被膜は厚くするとクラックなどの可能性があるため極限まで薄くして塗るのが基本です。
対してラバーは厚塗りにも対応でき、最初の施工だけでもガラスコーティングの5倍ほどの厚みがあります。
これは圧倒的に差別化となり、単純に艶感に関してもアドバンテージですよね。ラバーすごい。
語りだすと止まらない、そんなおかしなコーティング屋代表のまむがお送りしました。
これを読んでぜひコーティング試したい!と思っていただけたら幸いです・・・!
ちなみにウルトジャパンでの競技車両にロゼイルが塗布されており、レース界でも当然ながら十分すぎる性能として活躍しております。ぜひ機会があればご覧くださいね。
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